富士通は4月3日、新たに開発したプロセッサを搭載したメインフレームの超大型機「FUJITSU Server GS21(フジツウ サーバ ジーエス21) 2600モデルグループ」、および中・大型機「FUJITSU Server GS21 2400モデルグループ」の販売を開始すると発表した。

新モデルでは、CMOSテクノロジーを駆使した「システム・オン・チップ」の採用により従来モデルに比べトランザクション処理能力を最大約40%向上させ、消費電力を最大約50%低減、さらに設置面積を約70%縮小。「システム・オン・チップ」は、最大8個のCPUコアのほか、最大24MBの二次キャッシュメモリ、I/Oプロセッサ、メモリコントローラー、システムコントローラーを実装した1個のLSI。

「システム・オン・チップ」構成

また、開発環境として仮想I/O数が2万程度の大規模な仮想マシン(以下、VM)を構築する場合、従来モデルではクラスタ当り実質3VMまでの構築に制限されたが、新モデルではハードウェアとソフトウェアの両面で強化を図り仮想I/O数を大幅に拡大したことで、10VM以上構築できるようになっている。

なお、提供価格の一例として「GS21 2600モデルグループ」(全35モデル)で月額 1,138万2000円(税別)より、提供開始時期は2014年9月末より順次となっている。