米シーメンスは3月26日、同社の3DCAD/CAM/CAE統合ソリューション「NX」が、プライベート・クラウド環境で利用可能になったことを発表した。
米シーメンスはNVIDIA Corporationと協働し、「NVIDIA GRID vGPU」によるバーチャル・デスクトップ・インフラストラクチャー(VDI)を使ったプライベート・クラウドで、NX利用の動作認証を取得した。これにより、中央サーバーにリモートアクセスし、バーチャル・デスクトップ上にソフトウェアをホスティングすることが可能となる。
また、VDI認証により、ローカル・クライアント側へのNXのインストールが不要であるため、ITサポートのコスト削減を実現できる。
NXのプライベート・クラウド環境での利用は、米シーメンスとNVIDIAの共通の顧客であるTurkish Aerospace Industries(TAI:トルコ航空宇宙産業)で既に活用され、TAIのプライベート・クラウド上でNXの導入が実現している。