日立マクセル(以下、マクセル)は4月2日、パソコンなしでも書き込みができる「PCレス描画」や複数で同時に書き込みができる「マルチペン機能」などを搭載し、操作性の向上を図った「電子黒板機能」付き超短投写液晶プロジェクタ「CP-TW3003J」を7月より発売すると発表した。価格はオープン。
「CP-TW3003J」 |
本製品は、電子黒板機能付きの超短投写モデルで、明るさが3,300ルーメン、約27cmの投写距離で80型の大画面表示が可能。「オートキャリブレーション」により、画面上の描画ポイントの位置合わせが手元のリモコンから簡単に操作でき、「マルチペン機能」により複数で同時に投写画面に書き込みができる。
このほか、別売の「フィンガータッチユニット」と組み合わせることで、指や指し棒で画面上に直接書き込むことも可能。また、パソコンがなくても書画カメラなどの接続機器の投写映像に書き込みができる「PCレス描画」も可能で、電子黒板としての操作性がさらに向上した。
StarBoard Software使用イメージ |
さらに、「電子黒板機能」用ソフトウェアとしては、使いやすさを追求した「StarBoard Software」を採用しており、壁や黒板など凹凸のない投写面上に直接、付属のインタラクティブペンを用いて手書き入力やパソコン操作を行えるため、導入コストを抑えながら簡単に電子黒板としての機能を実現。
また、日立独自の映像処理技術である「HDCR(High Dynamic Contrast Range)」と「ACCENTUALIZER(アクセンチュアライザー)」を超短投写モデルに初めて搭載し、教室や会議室など明るい環境下で不鮮明になりがちな映像を見やすく補正する。