シーメンス・ジャパンは4月2日、ケーブルレスプローブを搭載した超音波画像診断装置「ACUSON Freestyle」の販売を開始したと発表した。

同製品は、特に被検者の傍で迅速な検査をおこなう「Point of Care」領域での使用に注力し、「使いたいときにすぐ」、「いつでも、どこでも」をコンセプトに開発されており、30秒以内の起動を実現している。また、ケーブルレスプローブはバッテリ駆動で最大90分の連続使用が可能なほか、画像を構築するために必要なデータ通信は、ウルトラワイドバンドテクノロジー(UWB)を利用することで、ケーブルレスながらも高画質の画像を実現している。

さらにプローブは約3mの範囲で遠隔操作が可能なため、機器が密集するエリアであっても、最適な場所に装置を配置することが可能になり、診たい部分を診たい方向から自由にスキャンすることができるようになるという。

なお、同社では同製品について、1年間で200台の販売を目指すとしている。

ケーブルレスプローブを搭載した超音波画像診断装置「ACUSON Freestyle」