ヤフーは4月1日、ジャパンネット銀行の出資比率を引き上げ、三井住友銀行に並ぶ筆頭株主になると発表した。4月30日を効力発生日として、同社が保有するジャパンネット銀行の第一種無議決権株式(取得条項付株式)に代えて、ジャパンネット銀行の普通株式を取得する予定だという。

これにより、ヤフーによるジャパンネット銀行普通株式の保有割合は12.18%から41.16%となり、ジャパンネット銀行はヤフーの持分法適用関連会社となる予定。一方、三井住友銀行によるジャパンネット銀行普通株式の保有割合は61.44%から41.16%に下がり、連結子会社から持分法適用関連会社になる。

2006年6月に発表したヤフーとジャパンネット銀行、三井住友銀行の3社による業務提携で、ヤフーとジャパンネット銀行の双方が培ってきたブランドや顧客基盤、ノウハウ、経験等を生かしながら、新商品や新サービスを共同で開発し、提供してきた。

今後はさらにこの連携を強化し、ジャパンネット銀行の決済スキームを活かして、Yahoo! JAPAN IDと密接に連携した安全性・利便性の高い先進的な決済サービスと金融サービスを提供していくとしている。