NTTデータはこのほど、米DigitalGlobe社と日本国内の公共・民間分野を対象とするマスターリセラー(総代理店)契約を締結したことを発表した。この契約にもとづき同社は4月からNTT空間情報と共同で、公共・民間分野向けに米DigitalGlobe社が保有する最高50cm地上解像度の衛星画像を活用した衛星画像提供サービスを開始する。

衛星画像提供サービスは、最大5つの衛星を統合的に運用する「撮影サービス」と、多数の蓄積画像を提供する「アーカイブ画像サービス」、画像を付加価値のある情報コンテンツに加工して提供する「付加価値サービス」で構成される。

同サービスを、クラウドサービスや地理情報システムなどのICTサービスと組み合せることで、自然災害への対応、アセットマネジメント、都市計画、農地管理、森林管理の分野など、さまざまな用途での活用が可能になる。価格は1平方キロメートルあたり2800円~となっている。

また、NTTデータとNTT空間情報は同サービスの提供を開始するとともに、NTTデータの「全世界デジタル3D地図提供サービス」やNTT空間情報の高精度電子地図「GEOSPACE」と組み合わせた総合的な地理空間情報サービスを展開するとしている。

サービスの実施にあたっては、NTTデータがサービス・ソリューションの企画立案と開発を実施し、NTT空間情報は日本国内の販売窓口を担当する。