今日はエイプリルフール。Web業界ではもはやお祭りの日と言っても過言ではなく、大手Webサービスから中小企業のWebサイトまで、規模に関係なく「嘘」の面白さで競い合っている。
今年もさまざまな仕掛けや一発芸などさまざまな"ネタ合戦"が繰り広げられ、ユーザーを楽しませている。ここでは、日本のWeb業界の二大巨頭ともいえる検索サービスのGoogleとYahoo!JAPANが、各種関連サービスで展開している「ネタ」を紹介しよう。
Googleがポケモンマスターを急募
iOS/Android版の地図アプリ「Googleマップ」上で、本日限りの「モバイル版 Google マップ ポケモンチャレンジ」が開催中。マップのいたるところに生息する「やせいのポケモン」を探し、捕まえることができる。ポケモン、任天堂、ゲームフリーク、クリーチャーズといった面々が協力しただけあって、ポケモン世代にはたまらない、ついやりこんでしまう仕上がりだ。
このコンテンツに関してGoogleは、同社が求める人材に関する「技術に深い造詣があり、細やかな感性をもちながらも、大胆にリスクをとれる人」という条件は「ポケモンマスター」にこそ当てはまり、その協力なしには最高の地図体験を提供することはできないと、公式ブログ上で豪語。Googleはこのチャレンジ企画を通して、ポケモンマスター"を"ゲットしようとしているのかも?
Google日本語入力が画期的な入力デバイスを発表
Googleが提供する日本語IME「Google日本語入力」からは、これまでもモールス信号、ドラムセットなど、従来の入力方法の常識を覆すデバイスが4月1日に発表されてきた。今回、そんなGoogle日本語入力の開発チームが繰り出すのは、スマートフォンなどのタッチデバイス全盛の今にぴったりな、「Google日本語入力 マジックハンドバージョン」。
タッチパネルでの操作をさらに快適にするためのデバイスで、その姿を見れば説明はほぼ不要かとは思うものの、その機能性の高さは、上記の公式サイトで詳細に語られている。Google公式ブログ末尾の「よくありそうな質問」は、このデバイスに興味津々なギークには必見の、かゆいところに手が届いた内容となっている。
Yahoo!がポケベルサービスを開始?
Yahoo!WiFiのトップページでは、「ポケットベル」サービスの開始を告知。懐かしのコギャル風のキャンペーンガールに加え、その周囲にそえられた「べんりすぎだっちゅ~の?」、「ヨくなくなくない?」など、特定の年代に突き刺さるフレーズが、ギャル文字風のフォントで並べられている。
数字を組み合わせたポケベルの文字表現を、「暗号化」と言い張るところなど見どころ満載。そのため、途中でおなかいっぱいになってしまうかもしれないが、ぜひ一番下までスクロールしてみてほしい。
ナンとカレーの話題だけ提供するアプリ
普段は話題のキーワードを網羅するiOS/Androidアプリ「Yahoo!リアルタイム検索 話題なう」だが、4月1日は「話題ナン」と改題。カレーやナンに特化した話題だけを提供し続けている。
アプリ自体のアイコンなどは通常の状態だが、ブラザーのプリンタを落とす恋愛ゲームなど、Web上の最近の話題にカレーをからめてパロディした内容を展開している様子。今アプリをダウンロードすると、ターバンを巻いた「話題ナン職人」の壁紙がもらえるとのこと。
マイナビニュースのクリエイティブchでは、引き続きエイプリルフールの「ネタ合戦」の様子をお伝えしていく。