大日本印刷(DNP)は4月1日、施設内食堂や売店において社員証や会員証で決済できるICカードキャッシュレスシステムに、自動販売機(自販機)でも商品を購入できる新機能を追加し、同日より販売すると発表した。

同社のICカードキャッシュレスシステムは、さまざまな決済方式、精算方式に対応した食堂・売店向けシステムで、社員証を用いた給与控除、会員証を用いた後払い、専用プリペイドカード、交通系ICカード、電子マネーカードなどの決済方式が利用できる。

非接触ICカードはFeliCaとMIFAREに準拠しており、導入企業のニーズに応じて、次の精算方式に対応した機器の提供が可能となっている。

自販機決済機能

「自動精算」では、食器トレーを専用レジに載せるだこと、食器に貼付されたICタグを読み取り、利用金額を自動で計算して表示、利用者がカードをかざして決済。

「セルフ精算」では、提供コーナーから料理を受け取った時点で、利用者が各コーナーに設置してある端末にカードをかざして決済する。

「レジ精算」では、レジのオペレーターがメニューを確定し、利用者がカードをかざして精算し、「食券精算」では、利用者がメニューを選択し、現金またはカードをかざして精算し、食券を購入する。

自販機用ICカードリーダーライターはオープン価格だが、食堂や売店などで利用可能なICカードキャッシュレスシステムは、管理用パソコン1台、オートレジ2台の場合、参考価格は約600万円(税別)からとなっている。