米Microsoftが「モバイルファースト、クラウドファースト」戦略の中核を担うクラウド&エンタープライズ、Xbox部門、デバイスグループの責任者を任命する人事を明らかにした。
クラウド&エンタープライズは、Scott Guthrie氏が同部門担当のエグゼクティブバイスプレジデントに昇格した。1997年に入社したGuthrie氏は、.NETエコシステムの開発、Microsoft Azureの立ち上げで重要な役割を担ってきた。開発者コミュニティでも知られた存在であり、Satya Nadella氏がCEOに就任してから暫定的にクラウド&エンタープライズの責任者を務めていた。
Xbox部門は、これまでMicrosoft Studiosを率いてきたPhil Spencer氏がXbox、Xbox Live、Xbox Music、Xbox Videoも担当し、Xbox関連のソフトウエア/ゲーム/コンテンツの全てを統括する。さらに同部門をオペレーティングシステム担当のエグゼクティブバイスプレジデントであるTerry Myerson氏の下に置くことで、全てのデバイス向けのOS開発とXbox事業の連携を高める。
また、4月末になる見通しのNokiaのデバイス&サービス・グループ買収完了後に、Nokiaの前CEOであるStephen Elop氏がデバイスグループ担当のエグゼクティブバイスプレジデントに就任する。同グループはモバイルデバイス全般を担当。Elop氏がNadella氏に報告する体制になり、Xboxに関してMyerson氏とSpencer氏のグループと密に協力する。