ワコールは3月31日、第三者からサーバーに不正なアクセスを受け、Webサイトが改ざんされていたことを発表した。訪問者はウイルスに感染した可能性がある。

同社が事態を把握したのは3月28日。一部検索サイトで、ワコールのWebサイトが「コンピュータに損害を与える可能性がある」と判定され、ブラウザによってはサイトが表示されない現象が発生した。これを受け、同社が調査を行なった結果、Webサイト改ざんが判明したという。

なお、28日 17時30分にワコールは関連サイトを全て閉鎖して詳細な調査に踏み切っている。なお、改ざん期間については現在調査中だ。現在のところ、改ざんが確認されたサイトは「http://www.wacoal.jp」のみで、同社関連サイトの改ざん状況は不明。

Webサイト改ざんによって、対象サイトを閲覧した場合、不正なサイトに誘導され、ウイルス感染や不正プログラムが侵入する恐れがあるという。個人情報の漏えいについては、現時点で確認されておらず、ユーザーからの被害報告もないという。

ワコールは、訪問者にお詫びすると共に、ウイルス感染していないかアンチウイルスソフトを利用して確認するよう呼びかけている。