日本エアーフィルター(JAF)は3月27日、PM2.5などの粒子状物質を99.995%以上除去、消費電力についても従来のフィルタに比べ25%削減が可能な集じんフィルタを開発したと発表した。

開発された集じんフィルタは、従来品よりも繊維径が細く、表面積の多いナノファイバ超極細繊維を用いることで、99.995%以上という高集じん率を満たしつつ、電力消費を伴う圧力損失を25%削減できる。

JAFでは、6月より試験販売を開始し、焼却炉を使っている鉄鋼業などへの市場投入を目指すとコメントしている。

(左)搭載される集じん装置、(中央)ナノファイバ集じんフィルタ、および(右)ナノファイバフィルタの表面拡大写真