衛星通信端末「SBD9603」

KDDIは3月27日、イリジウムショートバーストデータサービスに対応した米イリジウムの衛星通信端末「SBD9603」の販売を4月1日に開始すると発表した。

イリジウムSBDサービスは、カード型のコンパクトな衛星通信端末を利用した小容量パケットデータサービス。

上空780kmを回る66基の周回移動衛星を使用して全世界をカバーするイリジウム衛星ネットワークを利用するため、世界中のあらゆる場所で、リアルタイム性に優れた安定したM2M通信を実現する。

SBD9603は、現行モデルである「SBD9602」に比べて約1/4の小型化を実現。これまで以上にさまざまな機器に組み込むことが可能となり、全世界をカバーする通信モジュールとして利用できる。

例えば海洋ブイを利用した探査業務やグローバル規模で輸送される商品の状態監視など、衛星通信ネットワークを活用したM2M通信における利便性の向上が図れる。