エプソンは3月27日、ビジネスインクジェットプリンタの新商品として、カラー/モノクロ共に24ipmの高速印刷と30万ページの耐久性、さらに最大1,831枚の大容量給紙を実現したいずれもA3ノビサイズ対応のインクジェット複合機「PX-M7050F」とインクジェットプリンタ「PX-S7050」を、8月上旬に発売すると発表した。
「PX-M7050F」は、1台でプリント、コピー、スキャン、ファクスができる複合機。操作パネルには5インチの大型タッチパネルを搭載し、ファクスは、カラータッチパネル上でプレビューしてから送信する「見てからファクス送信」、また受信したファクスを画面で確認してから印刷できる「見てからファクス印刷」で必要なデータのみ印刷できる。また、ファクス/電話の自動受信切替えやあらかじめ設定した別のファクスやメールアドレスへファクスを転送できる「ファクス転送」機能を搭載している。
「PX-M7050F」はA3ノビサイズ対応インクジェットプリンタで、最高解像度は4,800×1,200dpiで。2.2インチのバックライト付きLCDを搭載し、プリンタのステータスや操作ガイドを表示する。
「PX-M7050F」 |
「PX-S7050」 |
新商品は、ノズルの高密度化を実現した新開発の「PrecisionCore(プレシジョンコア)」プリントヘッドを採用。同社ビジネスインクジェットプリンタで最高速となるカラー/モノクロ24ipmの高速印刷を実現。さらに普通紙への印刷解像度は初期設定値で600dpiと細かい文字や線も鮮明に印刷できる高画質印刷も可能。また全色顔料インクに加え、ビジネス文書をより鮮やかに表現する新しい画像処理技術を採用する。
耐久性は、ビジネスインクジェットプリンタラインナップの中で最大の30万ページを実現、給紙容量も、同社ビジネスインクジェットプリンターで最大となる1,831枚の6way給紙に対応。給紙は標準装備のカセット給紙、背面MPトレイ、前面手差し給紙に加え、オプションの増設カセットは3段まで装着できるので、複数の異なるサイズの用紙を常時セットできる。
「PX-M7050F」にオプションの増設カセット3段、専用キャビネットを装着した状態 |
ネットワーク対応は有線/無線LAN対応に加え、「Wi-Fi Direct」機能を搭載し、Wi-Fi環境がないオフィスでも、スマートフォン/タブレット端末などからプリントすることが可能。あわせて同社が提供するスマートフォン/タブレット端末用の無料アプリ「Epson iPrint」を始めとするエプソンのモバイル・クラウドサービス「Epson Connect」に対応している。
価格はいずれもオープンだが、エプソンダイレクトショップ価格は「PX-M7050F」が22万9,980円、「PX-S7050」が5万9,980円(どちらも税別)。