NECは、仮想サーバ環境とSDN対応の仮想ネットワーク環境を一括管理できるWindows Server 2012 R2対応の「IaaS運用自動化ソリューション」を3月27日から発売すると発表した。価格は520万円~。
ソリューションの提供にあたっては、Microsoftの「System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager」から「UNIVERGE PF1000」を制御できるインタフェース(VSEMプロバイダー)をNEC、Microsoftで共同開発した。UNIVERGE PF1000は、Windows Server 2012 Hyper-V 仮想スイッチ(Extensible Switch)をOpenFlow対応させる拡張ソフトウェア。
新たに開発したインタフェースを利用することにより、仮想スイッチを含めて、UNIVERGE PFシリーズで構成された仮想ネットワーク全体を、System Centerで管理制御できるようになる。これにより、これまでの仮想サーバの生成やVLAN設定等の制御に加えて、仮想スイッチの初期設定や一括変更、仮想ネットワークの生成・変更・削除等をSystem Centerから実施できる。
また、仮想サーバと仮想ネットワークの両方の払い出しプロセスを自動化することが可能で、新規に物理サーバを追加した場合でも、仮想スイッチ拡張ソフト「UNIVERGE PF1000」の追加と管理がSystem Cente から自動的に行えるようになる。
なお、既にNECのSDNコントローラ「UNIVERGE PF6800」を導入しているユーザーは、「PFCライセンス発行Webシステム」にて「UNIVERGE PF1000」とインタフェース(VSEMプロバイダ)を無償でダウンロードできる。