エーディーディーは、ものづくりに特化した3DCADソフト「VariCAD」を販売している。価格は1ライセンス9万7,860円~9万9,960円。アップグレードライセンスは3万9,900円(いずれも3月31日16:00までの価格/30日間使用できる無料試用版あり)。
「VariCAD」は、主に機械工学設計のために開発された、ものづくりに対応可能な3D/2D CADソフト。3Dモデリングと2D製図、寸法記入のツールに加え、スタンダードな機械部品(ANSI、DIN)のライブラリ、基本的な機械構成部品の計算機能、部品表(BOM)やブロックを使用して作業を行うためのツールを備えている。3Dプリンタで出力可能な主なファイル形式であるSTLやSTEPに対応しており、「DMM 3Dプリント」のような出力サービスの入稿データとしても用いることができる。
また、同ソフトは基本的な3Dソリッドのライブラリ(角柱、円筒、円すいなど)を内蔵しており、元の断面やパラメータの編集で簡単に修正できる。これに加え、ツールを使用して、ふたつの断面をブレンドしたり、らせん表面の作成をしたりすることも可能。3Dモデルを2D描画に簡単に変換し、一般的な機械製図文書を作ることもできる。
そのほか、他のCADシステムとのファイル交換にも対応しており、先述の3Dプリンタ出力に使えるSTEP形式(3D)やSTL形式(3D)以外にも、IGES形式(3Dと2D)、DWG形式(2D)、DXF形式(2D)を出力することができる。入力に関しては、STEP形式(3D)、DWG形式(2D)、DXF形式(2D)、IGES形式(2D)を入力することができる。なお、4月1日より同ソフトの価格は改定され、3月31日16:00以降の注文には新価格が適用されるという。変更後の価格については同製品のWebページにて確認してほしい。