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PostgreSQLの開発者は3月24日(米国時間)、「Great news: PostgreSQL introduced jsonb support, which is real data type with binary storage and indexing !」においてPostgreSQLに「jsonb」と呼ばれる新しいデータ型を追加したと伝えた。「jsonb」はBSON(Binary JSON)データフォーマットで表現されるデータを格納するためのデータ構造。この機能は今年の秋頃のリリースが予定されている次期アップグレードバージョン「PostgreSQL 9.4」の目玉機能のひとつになるものとみられる。
「jsonb」は「json」とよく似ているが、いくつかの機能が異なっている。「jsonb」はキーの順序を保持せず、それぞれはユニークな存在として扱われる。「jsonb」によってネストされたドキュメントデータをPostgreSQLで表現できるようになる。これはMongoDBなどの機能をPostgreSQLで置き換えることができることを意味している。
BSONをデータとして扱う代表的なデータベースはMongoDB。MongoDBはいわゆるNoSQLと呼ばれるリレーショナルデータベースではないデータベースのひとつ。BSONを扱うことに特化している。PostgreSQLのようなリレーショナルデータベースではこうしたデータを扱うことが難しく、特定の用途での採用が延びている。PostgreSQL 9.4が「jsonb」をサポートすることでこうしたデータベースの採用傾向に影響を与える可能性がある。