NTT-ITは3月26日、各種デバイス共有設定が柔軟に変更できる「マジックコネクト XDL」マルチデバイス対応クラウドサービスを、日本・東南アジア・北米・欧州で4月1日より同時に販売を開始すると発表した。

本サービスは、リモート印刷などの手元PC・会社PC間のデバイス共有の「許可/禁止」設定を、利用者のTPOに応じて管理機能から柔軟に変更することができるほか、USB型XDLの場合、VPNの接続認証では、アカウントIDとパスワードに加え、USBキーの固有情報、スマートデバイスの固有情報と電子証明書を用いた多要素認証を行い、なりすましを阻止したり、画面転送により会社PCをリモート操作するため、手元端末には会社の情報は残らないなどの特長がある。

「マジックコネクト USB型XDL」構成

また、手元端末・会社PC間は、マジックコネクトのプログラムでのみ通信するため、社内ネットワークへのウイルス侵入の心配はない。

さらに、スマートデバイスに限り、企業管理者へ開放している管理機能により、手元端末への「マジックコネクト」のパスワードと会社PCのログオンパスワードの保存を「許可/禁止」でき、USBキーやスマートデバイスを紛失した場合は、利用者自身が管理機能を用いて、VPN接続を禁止できる機能、Web閲覧が可能な環境であれば、ネットワーク機器の設定変更が不要であったり、社内にWakeOnLANコントローラを設置することで、会社PCをリモートから電源ONし起動できる機能などが新しく追加された。

スマートデバイス利用時の接続先画面の操作(仮想マウスによる操作イメージ)

サービスは利用状況や目的に合わせて、指紋認証型、USB型、端末認証型の3タイプから選択が可能。初期費用は指紋認証型XDLが30,000円から、USB型XDLが15,000円から、端末認証型XDLが10,000円から。年間使用料は18,000円(いずれも1アカウントごとの価格で税別)。