ヤフーは3月25日、Yahoo!リアルタイム検索のスマートフォン向けアプリ「話題なう」のアイコン画像を無断で使用したTwitterスパムアカウントがあるとして注意を呼びかけている。現在、該当するアカウントは凍結されたものの、一部機能を利用することでユーザーが意図しない形で自動RT投稿してしまう状態になっているという。

スパムアカウントは「@now_wada」で、Twitterへのスパム報告によってアカウントは凍結された。

しかし、このスパムアカウントが凍結前にツイートしていたURLリンクに飛ぶと、Twitterの連携アプリ認証を要求されることになり、承認してしまったユーザーは自分が意図しない形で自動的にスパムアカウントのツイートをRTしてしまう状態になっているという。

ここのところ、Twitterに限らず、Facebookなどでもこのような連携アプリ認証を要求するスパムサイトが増えており、安易に認証を行なうことで、意図しない形でスパム行為に荷担することがあるため注意してほしい。

なお、「話題なう」アプリは、古いバージョンでは連携アプリ認証の「OAuth認証」を利用していたものの、現在はこの仕組みを利用していない。

このような認証画面で認証してしまったアプリは連携解除を(Yahoo!検索ブログより)

連係を解除する方法は、Twitterのヘルプセンターにある「サードパーティアプリケーションを連携または取り消す方法」から確認できる。

ヤフーでは「話題なうアプリを削除して連携を解除しようとするユーザーがいるが、そもそもスパムアカウントとアプリは無関係で解決にならない」としており、上記の解決策を提示している。