「10 years of Mac OS X malware」が、Mac OS X向けのマルウェアが確認されてから10年が経過したと説明し、Mac OS X向けに現れたマルウェアがどういった変遷を遂げてきたかを伝えた。Mac OS X向けに流通しているマルウェアの総数はWindowsと比較すると圧倒的に少ない。しかし、マルウェアが存在していないわけではなく、ユーザは今後も注意が必要。
記事では、Mac向けのマルウェアとしては1982年にApple II向けに登場したElk Clonerなどがあることを紹介したうえで、現在のMacユーザにとって脅威の対象としてあるのはMac OS Xだろうとし、Mac OS X向けのマルウェアに焦点を当ててこの10年の変遷を説明している。
マルウェアの攻撃対象としてはWindowsがかなりの割合を占めている。しかしマルウェアはMac OS Xにも存在しているし、Linuxや*BSDにも存在している。利用者はどういったソフトウェアを使っている場合でも、利用環境がマルウェアに感染する可能性があることを認識し、適切な対処を取っていくことが推奨される。