栄研化学は3月24日、微生物感受性分析装置「DPS192iX」、「FunDropper」および3種類の新たな「ドライプレート'栄研'(192プレート)」の販売を開始したと発表した。
「DPS192iX」は、最大40枚の「ドライプレート'栄研'(192プレート)」を収納し、自動培養・画像判定を行う分析装置。初回撮像を行った後、培養終了まで1時間おきに自動撮像し、各ウェル単位で+/-を判定、薬剤ごとのMIC値を表示することが可能。
また、アンチバイオグラム、耐性菌チェック、カイネティックおよび精度管理機能を搭載しているため、有効な薬剤選択のみならず、院内の感染管理にも有用な情報を得ることができる。
一方の「FunDropper」は「ドライプレート'栄研'(192プレート)」に接種用菌液を簡単に分注することができるハンディタイプの電動分注器となっている。
そして「ドライプレート'栄研'(192プレート)」は、従来の96ウェルプレートの半分の大きさながら2倍の192ウェルを有し、1プレートで30種類以上の抗菌薬を搭載することが可能なプレート。今回提供されるのは、「腸内細菌・非発酵菌用」、「ブドウ球菌・腸球菌用」、「肺炎球菌・連鎖球菌・ヘモフィルス用」の3種類のプレートで、いずれも多数の抗菌薬のMIC値を効率よく得ることができるという。
なお同社では、近日、微生物分類同定分析装置「MALDI バイオタイパー」(製造販売元はブルカ―・ダルトニクス)の発売を予定しているとしている。