Texas Instruments(TI)は、「ZigBee」、「802.15.4」、「6LoWPAN」や「Bluetooth low energy」などの低消費電力ネットワーク向けに同社の2.4GHzローパワーRFソリューションと組み合わせることで、通信距離を最大7倍に延長できる北米向けSimpleLinkレンジ・エクステンダ「CC2592」を発表した。
同製品と組み合わせ可能な製品の第1弾は、SimpleLink ZigBeeワイヤレスマイコン「CC2538」で、これらの製品の組み合わせたソリューションは、-101dBmの感度と+20dBm(100mW)の出力電力を提供しつつ、リンクバジェットを17dB(50倍)向上させ、通信距離を最大7倍まで拡張することを可能とする。
また、CC2592は、スイッチ、整合回路、バラン、インダクタ、パワーアンプ、LNAなどを内蔵しているため、外付け部品のBOM(原材料)コストを低減でき、システムコストの削減やレイアウトの簡素化などを実現することができる。
なお、すでに同製品は量産出荷を開始しており、サンプル価格は100個受注時で1.55ドル(参考価格)となっている。また、TI eStoreにて「CC2538/CC2592EMK評価キット」も供給がはじまっており、こちらは単価99ドル(参考価格)で購入が可能だという。