ヨコオは3月24日、車載用品市場向けに、フロントガラスに貼り付ける後付けタイプの「地上波デジタルTV(地デジ)受信用フィルムアンテナ」の新製品を開発し、量産を開始したと発表した。
同製品は、L字型でありフロントガラスに貼る際に左側用と右側用とを区別する必要があった従来のフィルムアンテナから、I字型に形状を変更することで、左右の区別なく貼り付けることを可能とした。また、アンテナ宮殿部も左右同一形状とすることで、より簡単な貼り付けを実現したとする。
さらに受信性能は従来品と同等レベルを確保し、フルセグ(4ch)からワンセグ(1ch)まで対応可能なため、従来以上に簡単に地デジを楽しむことを可能としたという。
なお、新製品としては「GPS/地上波デジタルTV統合フィルムアンテナ」と「地上波デジタルTV単体フィルムアンテナ」の2種類を用意。製造工場は、車載アンテナの量産実績がある同社の中国工場が担当している。すでに国内のカーメーカーディーラーオプションのナビ向けとして提供が始まっているほか、国内ナビメーカーのカー用品向け市販ナビの同梱品にも採用されているという。