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Googleは3月20日(米国時間)、「Staying at the forefront of email security and reliability: HTTPS-only and 99.978 percent availability」においてGmailにおける通信をHTTPSのみに限定したと伝えた。GoogleはGmailの提供開始当初からHTTPSによる通信を提供していたが、デフォルトではHTTP通信が使われていた。Googleは2010年にHTTPSをデフォルトに変更。そして今回HTTPを廃止しHTTPS通信のみを提供することになった。

GoogleではGmailを重要なサービスだと認識しており、安全性と信頼性という2つの点を強く強調している。今回のHTTPS通信のみでの提供は安全性の面を意識したもの。また「Staying at the forefront of email security and reliability: HTTPS-only and 99.978 percent availability」ではGmailのサーバ内部では送受信されたすべてのデータは暗号化されているとの説明があり、盗聴を防ぐ試みを続けていることを強調している。

また、2013年におけるGmailの稼働率が99.978%だったと発表。99.978%という数字は年で換算すると1年間に2時間ほどアクセスできないような状況があったことを意味している。昨年、米国家安全保障局(NSA)に関する過剰監視問題などが発覚した後、情報サービスを提供している各社は対策の強化に乗り出しており、Gmailにおける取り組みも米国家安全保障局の活動を強く意識したものとなっている。