データ・デザインの100%子会社のスリー・ディー・エス(3DS)は、独netfabbが開発する3Dプリント用メッシュエディタの最新版「netfabb professional(V5.1)」をリリースした。

netfabbは、3Dプリントで出力する3Dデータの一般的なファイルフォーマットである「STL」の最適化・エラーチェック・修正などができるソフト。

最新版は、肉眼で見分けるのは難しい2種類のパーツデータを比較し、形状の違いがある箇所をカラーマップで確認できるようになったほか、新たに搭載した「薄肉モデル解析」機能で、薄肉形状のチェックを容易に行えるようになった。

パーツ比較機能(差分チェック)

また、ノイズなどが原因でメッシュが正しく生成できなかった場合でも、後からメッシュを再生成できるようになったほか、メッシュ容量の削減、リファイン処理などを自動処理スクリプト内に記載することが可能になったという。

薄肉モデル解析機能

さらに、新たなプリミティブ形状を追加。ブレスレット、花瓶、画像の掃引、レンガ、フラクタル、斜方立方八面体などの形状が定義可能になった。

プリミティブ形状の一覧

そのほか、カラーテクスチャマッピングされているパーツに対応し、3Dカラープリンタへの出力も可能となったほか、3Dモデルの体積や寸法、メッシュの整合性などをチェックした解析レポートを作成できるようになった。

価格は31万5000円。なお、機能を限定した無料版を同社Webページで配布している。