情報処理推進機構 |
情報処理推進機構(IPA)は「2014年版 情報セキュリティ10大脅威」において、情報セキュリティ分野の研究者や企業の実務担当者などによる審議や投票によって選出された、2014年における情報セキュリティ脅威トップ10を発表した。情報処理推進機構では、本資料が研修や教育などにおいて活用され、情報セキュリティにおける脅威の理解度の向上や対策の向上につながることを期待するとしている。
発表されている2014年の情報セキュリティにおける脅威トップ10は次のとおり。
- 標的型メールを用いた組織への スパイ・諜報活動
- 不正ログイン・不正利用
- Webサイトの改竄
- Webサービスからのユーザー情報の漏洩
- オンラインバンキングからの不正送金
- 悪意あるスマートフォンアプリ
- SNSへの軽率な情報公開
- 紛失や設定不備による情報漏洩
- ウイルスを使った詐欺・恐喝
- サービス妨害
メールを活用したマルウェアの感染とそこからの脅威は2014年においても引き続きもっとも重大な懸念事項とされている。身に覚えのないメールのリンクや添付ファイルは不用意にクリックしないといった基本的な対策を2014年も継続して実施することが推奨される。