NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は、WebARENA メールホスティングにおけるセキュリティ機能を拡充している。今年に入り4つのセキュリティ機能を相次ぎリリース。増加の一途をたどる、メールに起因したセキュリティインシデントを防止する環境を構築している。

WebARENA メールホスティングのWebサイト

WebARENA メールホスティングは、同社が2012年3月にリリースした、メール専用のホスティングサービス。「劇的に安くなくてもよいので安定したメールインフラがほしい」という顧客の要望に応えるべくスタートしたサービスで、スタートから2年経った現在でもすべてのクライアントに対して稼働率100%を維持している。

そのWebARENA メールホスティングに対して、NTTPCは現在、セキュリティ強化を実施中だ。今年1月22日には、「メール接続元IPアドレス制限機能」と「ユーザー転送設定制限機能」をリリース。自宅やインターネット喫茶など、未登録のIPアドレスからのアクセスを拒否できるようになったほか、エンドユーザーがメールクライアントなどから独自に行う自動転送を禁止することも可能になった。

また、3月13日には、「パスワード有効期限」と「DKIM/SPFフィルタ(送信ドメイン認証フィルタ)」を追加。前者により、3ヶ月、半年、1年でパスワードを強制的に変更させられるようになり、後者によって、なりすまし防止に向けた対応を強化している。

NTTPCコミュニケーションズでは、引き続きWebARENA メールホスティングのサービス強化を急ピッチで進めていく方針で、近いうちにも新たな機能を追加予定としている。

また、5月13日までは「データ移行支援キャンペーン」も展開しており、WebARENA メールホスティングの利用を開始するユーザーに対して、移行に必要な作業を北斗システムジャパンが無料で請け負うサービスを提供している。