セイコーエプソンは3月18日、カラーTFT/STN-LCDに、テキストとグラフィックの両方を容易に表示制御できるメモリ内蔵のディスプレイコントローラIC「S1D13709」を発表した。

FA製品などの操作パネルでは、STNに加え、高い視認性や表現力を有するカラーTFT-LCDの需要が増えている。同製品は、CGROMを内蔵することで、テキストとグラフィックの混在、重ね合わせ表示や、滑らかなスクロールなどが可能。さらに、表示用メモリを内蔵しているため、設置面積や設計工数の削減に寄与する。また、従来機種であるモノクロSTN-LCD用のディスプレイコントローラIC「S1D13700」とソフトウェアの互換性を有しているため、これまで「S1D13700」を使っていたユーザーも容易に、カラーTFT-LCDへ移行できる。

なお、パッケージは12mm×12mm×1.2mmサイズの80ピンTQFP14。サンプル価格は2500円(税別)。すでに、サンプル出荷を開始している。

エプソンのテキストとグラフィックの両方を容易に表示制御できるメモリ内蔵のディスプレイコントローラIC「S1D13709」