デルは3月18日、マネージドBYODデバイスとアンマネージドBYODデバイスの双方に対応したDell SonicWALLセキュアモバイルアクセスソリューションを発表した。

同製品は、「SonicWALL Mobile Connect 3.0」アプリケーションと 「SonicWALL Secure Remote Access(SRA)」シリーズアプライアンス7.5を組み合わせたもので、セキュリティポリシーを満たす認証されたユーザやデバイスのみにネットワークへのアクセスを許可し、送信中またはデバイス上にある企業データの安全性を保証する。

管理者は、コンテキスト認識を提供するセキュリティポリシーの設定・定義が可能で、モバイルデバイスは、アクセス認証前に、ジェイルブレークやルートステータス、デバイスID、証明書ステータスやOSバージョンなどのセキュリティ情報の確認をされる。

iOSやMac OS X、AndroidやKindle Fire、Windowsなどのデバイスプラットフォームから、ポリシーベースのSSL VPN経由で、許可されたアプリケーションやリソースへアクセスできる。

認証ユーザは、許可されたイントラネットのファイル共有やアプリケーション内のファイルを閲覧・表示することができる一方、管理者は、「Mobile Connect」アプリケーション内のポリシー設定をすることによって、他のアプリケーションによるファイル表示やクリップボードへのコピー、印刷やキャッシングを安全に行うことができる。これにより、管理者はデバイス上に保存されている個人データからビジネスデータを分離し、データ損失のリスクを低減できる。

「Secure Remote Access」シリーズの管理コンソールは、すべてのリソースに対する集中管理やアクセス方法に対する単一のルールセットによって、すべてのウェブリソースやファイル共有、クライアント・サーバリソースのアクセスコントロールを、一つの場所に統合する。

また、「Secure Remote Access」は、HTML5を活用したRDPやVNC用のウェブポータルアクセスを提供し、タブレットやスマートフォンを含む各種デバイスの標準的なウェブブラウザによるRDPやVNCシステムへのアクセスが可能になる。

なお、MacOSX 向けの「Mobile Connect」は、 2014年の春に利用可能になる予定。