富士通エフ・アイ・ピー(以下、富士通FIP)は、ドン・キホーテが3月18日より開始する独自の電子マネーサービス「majica(マジカ)」向けに、富士通FIPが凸版印刷と共同で提供している「サーバ管理型電子マネーサービス」と、「ValueFront(バリューフロント)ポイントサービス」を組み合わせ、ハイブリッド型クラウドサービスとして提供すると発表した。
「majicaマネー」は、1,000円単位で100万円まで入金が可能で、1円単位で利用できる。入金時に1%ポイントが付与され、1ポイント1円としてドン・キホーテグループ全店で利用できる。
これまでドン・キホーテでは、会員カードとして、家電・ブランド品の対象品を会員様専用価格で利用できる「家電御贔屓カード」「ブランドメンバーズカード」や、ドイト店舗で利用可能な「ドイトクラブ会員カード」を発行してきたが、これらの会員カードを統合し、より顧客に喜ばれる会員サービスの提供を検討していた。これに対し富士通FIPは、クラウド型の「サーバ管理型電子マネーサービス」および「ValueFrontポイントサービス」の2つのサービスをハイブリッドに組み合わせ、ドン・キホーテ様独自の電子マネーサービスを構築した。
「サーバ管理型電子マネーサービス」は、富士通FIPと凸版印刷が共同で開始した「ギフトカードASPサービス」を利用して電子マネーサービスとして提供するもので、利用企業は自社オリジナルの電子マネーを発行することができ、また、ハウス電子マネーの展開に加え、贈答用としてプラスチックカード型のギフトカードを発行できる。
「ValueFrontポイントサービス」は、富士通FIPが開始した、ポイントカードを発行する企業に対し、必要な機能をSaaS型で提供するサービスで、入会登録やポイント管理といった基本的な機能のほか、入会の促進や会員の購買意欲活性化のため、会員登録時や会員の誕生日、月間の利用実績に基づいた会員ランクに応じて、ボーナスポイントを付与する機能を提供する。
今回のサービス開始により、これまでドン・キホーテが展開していた会員カードは電子マネーカードに統合され、その特典サービスは維持され、新たに電子マネー機能が追加されるとともに、ドン・キホーテが提供しているClubDonpen(クラブドンペン)モバイルサービスとも連携し、同サービスにmajica会員情報を登録した向けに新たな特典を提供するなど、一枚の電子マネーカードで多様なサービスの提供が可能となった。