FFRIは3月17日、標的型攻撃対策ソフトウェア「FFR yarai」シリーズのVersion 2.4をリリースした。新たにWindows 8 / 8.1 / Server 2012に対応し、ログ管理製品と連携するためのsyslog通知機能などが追加された。

FFR yaraiは、未知の脅威に対して攻撃を検知・防御する標的型攻撃対策のソフトウェア。従来のセキュリティ対策で用いられているシグニチャやパターンファイルなどに依存せず、標的型攻撃で利用される攻撃の特徴を、4つのヒューリスティックエンジンによってさまざまな角度から分析する。

今回のバージョンアップでは、対応プラットフォームとしてWindows 8 / 8.1、Windows Server 2012を新たにサポートした。

ほかの新機能としては、SIEMなどログ管理製品との連携を意識したクライアントからのsyslog通知機能の追加や、インシデント発生時の情報(マルウェア検体や検出時のログ)収集機能をはじめとしたさまざまな管理コンソール機能の強化を行った。また、運用管理の改善も図っている。

FFR yarai(左)とFFR yarai脆弱性攻撃防御機能

なお、FFR yarai Version 2.4英語版、およびFFR Enterprise Management Console Version 2.4英語版も同時にリリースした。