セイコーエプソンは3月17日、3月14日付で、長野県から薬事法に基づき「第二種医療機器製造販売業」の業許可を取得したと発表した。
取得したのは、同社の富士見事業所(長野県富士見町)。第二種の業許可取得により、一般医療機器(ピンセット、救急絆創膏など)および管理医療機器(心電図モニター、補聴器な ど)を扱うことが可能となる。
同社では、昨年3月に発表した「SE15後期 新中期経営計画」(2013年度~2015年度)の中で、「これまで、リスト装着型のGPSランニング機器や脈拍計、運動データの取り込みを行うモーションセンシング機器など、当社が蓄積してきた要素技術とセンサーシステム技術を用いた、新しいセンシング機器による新規ビジネス創出を進めてきました。このような分野での商品開発をさらに進めるとともに、クラウドの技術も組み合わせ、新たに体制の構築も行いながら、健康・スポーツ・医療の分野、さらに設備やインフラの管理などの産業分野において、全く新しい形の、人や生活に密着したデータを可視化させ活用する革新的なツールを提供することにより、エプソンの新たな成長ドライバーとしていきます」述べている。
同社では、今回の発表にあたり、「今後、この医療分野においても、独創の『省・小・精の技術』を基盤に商品・サービスの開発を進め、人々が健康で豊かな生活を送る社会形成に貢献してまいります」と表明している。