NRIセキュアテクノロジーズ(以下、NRIセキュア)は3月14日、5月1日より、同社の親会社である野村総合研究所(以下、NRI)のセキュリティプロダクト事業を承継すると発表した。

NRIセキュアは、この事業承継により、ソフトウェア事業にID管理関連事業等の6つの事業を統合し、製品ラインナップを拡充する。また、それらの製品を周辺の業務やシステムに柔軟に適合させる応用力も強化する。

今回の事業統合により移管される「ID管理」は従来、内部統制やコンプライアンスの観点から企業にとって重要な課題で、ID管理の隙を突くリスト型アカウントハッキングなどのサイバー攻撃への対策の観点からも、その重要度が一層高まっている。NRIセキュアではNRIが培ったID管理製品・サービスを新しくセキュリティソリューションに加えることで、企業の抱える情報セキュリティ課題への解決力強化を図る。

また、事業統合に伴い増強されるシステムインテグレーション力を活用し、従来のパッケージ製品単体での提供に加えて、製品を核にした一部オーダーメード開発(クールSI)によるソリューションも提案。「クールSI」により、顧客の真の課題に対して、柔軟かつスピード感を持った解決を図っていく。