NXP Semiconductorsは3月11日(オランダ時間)、「Single Edge Nibble Transmission(SAE J2716 JAN2010 SENT)標準の最新版に準拠したデジタル出力対応プログラマブル角度センサ「KMA215」を発表した。

同製品は、次世代の自動車が要求する性能を満たすことを目指し、将来のSENT改訂版への仕様追加が検討されている12ビット高速伝送に対応。また、高いEMC性能を持っており、外付け部品を不要にできるため、システムコストの低減が可能だ。

さらに、 巡回冗長検査(CRC)と誤り検出訂正(EDC)保護機能に加えて、磁石損失および破断ボンドワイヤ検出機能を内蔵しているほか、最大160℃の温度での動作が可能となっている。加えて、コンデンサがパッケージに収容され、かつ出荷時にキャリブレーションが行われているため、1デバイスでセンサシステムとして機能することが可能だという。

デジタル出力対応プログラマブル角度センサ「KMA215」の機能ブロック図