ウイングアーク1stは3月12日、PDF帳票専用の保管ツール「SVF PDF Archiver」の機能を強化し出荷を開始した。価格は180万円から(1サーバー/税別)。
本製品は、一定期間の保管が必要なPDF帳票や、部門や部署、拠点などに散在するPDF帳票を長期的に保管運用することにより、基幹業務システムにおける帳票の安定運用を支援する製品。
提供を開始した機能強化版では、アーカイブされたPDF帳票をダウンロードせずに簡易に閲覧ができるビューアーを搭載したほか、WebAPIの実装によりWebシステムとの連携性を高め、アプリケーションから容易にAPIを利用して参照。これにより、ブラウザ、印刷の機能をアプリケーションに実装することや、Active Directory連携による、ユーザーおよびグループの情報同期が可能となった。
さらに、「SVF Ver.9.2」との連携を強化し、SVFフィールド名での一括検索を実装。これにより、異なる帳票間での横串し検索に加え、生成されたPDF帳票の一気通貫での検索が可能になる。
なお、機能強化版は、部門単位(フォルダ単位)にセキュリティ権限を絞った検索や、SVFと連携し複雑で大量なPDF帳票のフィールド検索が可能なことから、機械メーカーでの導入が決定している。