ビックデータなどの登場により、データドリブン(経験と勘のみならず、データ分析の結果に基づいて次のアクションを起こすこと)の重要性が叫ばれている。そのために有効なツールとして何年も前からBI(Business Intelligence)が挙げられているが、なかなか普及していない。本稿では、2014年3月19日 ベルサール神保町 (東京都千代田区)にて開催される「現場で即実践!仮説検証のサイクルをまわすデータ分析セミナー」において講演を行う、クリックテック・ジャパン株式会社 溝井和明氏に、ビジネス現場で必要となるBIのあり方について解説いただいた。
クリックテック・ジャパン株式会社 |
BIが抱える問題点とは
「従来のBIが抱えていた大きな問題、それはデータ分析を行う際に、情報システム部の協力が不可欠だった点です」と語るのは、クリックテック・ジャパン株式会社 エンタープライズ営業本部 担当部長 溝井 和明氏だ。
例えば、「先週の売上データを店舗・製品別に見たい」場合、まずはそのレポート作成の要望を情報システム部に依頼することになる。だが、情報システム部はマシンのサポートやトラブル対応などで手一杯なことも多く、対応が遅れがちになる。一週間近く経ってようやくレポートが完了する、などということもよくある。すると、そこからの分析は一週間遅れのものとなり、”次のアクションが遅れてしまう。これだけ情報流通が激しく、企業経営も1分1秒を争う時代には、意思決定の遅れが、大きな機会損失に繋がりかねない。
「迅速な意思決定を行うためには、仮説検証が”即座”に行わなければなりません」仮説検証を行うたびに、情報システム部に依頼が発生してしまっては、データドリブンの意思決定を実現することは不可能なのだ。
「この問題を解決するためには、情報システム部のような専門家を介さずとも、データを使った仮説検証が行われる必要があります」そして、それを実現するものが、同社の提供するBIツール「QlikView」である。
“連想技術” - 自由自在にデータを探索する楽しさが、新たな発見を生む
「QlikView」の特徴、それは何よりも「直感的でわかりやすい操作性」である。データの取り込み・加工・表示・探索などにおいて、一般のユーザーでも簡単に操作できる。先ほどの例では、情報システム部に頼らずとも、現場での仮説検証が実行できるのだ。
この「QlikView」の操作性には大きな秘密がある。それが、クリックテック社が特許を所有する「連想技術」である。「QlikView」では、一つの項目を選択すると、それに関連する項目が次々と表示されていく。しかもそれらの項目は階層に関係なく、どこからでも、たどりつくことができる。製品の項目をクリックすれば、それが売れた店舗、担当なども合わせて表示される、という具合だ。その結果、「画面操作をするたびに、次々と新しい発想や発見、そして新たな質問が生まれてくるのですが、その問いに対する解も探索できるのです」と溝井氏は語る。
例えば、Aという製品について先週の売上を調べようとする。その項目をクリックすると「連想技術」によって、Aの売上だけではなく製品が売れた店舗が表示される。それと同時に、売れていない店舗も表示されるのだ。この事により、大量に売れた店舗がある一方で、全く売れていない店舗があることに気がつく。
では何故、その店舗では売れていないのか?それを分析するために、今度は違う軸で過去データを調べてみる。更に…というように、分析するごとに新たな発見が生まれ、次に何をすべきかが自然と明確になってくる。これぞ、正にデータドリブンの実践と言えるだろう。
2014年3月19日に行われるセミナーでは、溝井氏によって「QlikView」が持つ「連想技術」の実演が行われることとなっている。世界で3万1,000社以上に導入され、非常に高い顧客満足度を誇る分析プラットフォーム「QlikView」の実力を、是非とも体験していただきたい。
3月19日(水)に開催される「現場で即実践!仮説検証のサイクルをまわすデータ分析セミナー・データから解を探索する方法・」では、上記のような現場で使えるデータ分析の考え方と着眼点がより詳しく解説される予定である。日々、業務でデータ分析を行っている方々には「目から鱗」となる必聴の講演となることだろう。
同セミナーの詳細は以下の通りとなっている。
・タイトル:現場で即実践!仮説検証のサイクルを回すデータ分析セミナー
・開催日程:2014年3月19日(水) 13:00(開場 12:30)~16:05
・定員:100名
・申し込み締切日:2014年3月18日(火) 18:00
・参加費:無料
・開催会場:ベルサール神保町
・〒101-0065 東京都千代田区西神田3-2-1 住友不動産千代田ファーストビル南館3F
・主催:株式会社マイナビ マイナビニュースセミナー運営事務局
・協賛:株式会社クリックテック