NTTデータは3月12日、従来から取り組んできたSFA(営業支援システム)/CRM(顧客情報管理)ソリューションをベースに、今回新たにスマートデバイス機能を充実させた「BizXaaS CRM(ビズエクサース シーアールエム)」の提供を開始すると発表した。
本製品は、「Microsoft Dynamics CRM(以下、Dynamics CRM)」をベースに、NTTデータが開発したカスタマイズ可能なモバイル用アプリケーションを付加することで、Dynamics CRMの特長を生かしつつ、各ユーザーのスマートデバイス利用シーンに合った機能を提供することが出来るソリューション。
製品は営業担当者が、外出先でも手持ちのスマートデバイスから短時間で手軽に活動履歴等を入力できるように、わかりやすいユーザーインタフェースを採用。スマートデバイスに格納したローカルデータ(例えばスマートデバイス側に入力していたスケジュールや、外出先で撮影した写真など)のデータファイルとCRMアプリケーション上のスケジュールやコミュニケーションツールを連携可能。
また、ネットワーク環境が不安定な場所でも、オフラインに切り替え、ネットワークに接続していない状態でデータを操作できるため、業務の継続利用が可能となる。なおオフラインで行った変更は、後でネットワークにアクセス可能になった時点でサーバーと同期可能。
スマートデバイスに制限をかけることにより、業務に必要な端末のみがBizXaaS CRM環境にアクセス可能となるため、セキュリティーを担保。NTTデータが、スマートデバイス導入に必要な端末、モバイル回線、管理ソフトウエア、デバイス認証機能を一括提供、ヘルプデスクを設置することによって運用管理もサポートする。
さらに、「BizXaaS Voice(ビズエクサース ボイス)」「BizXaaS MaP(ビズエクサース マップ)」との連携も可能。