Facebookページでの写真/画像投稿をもっと魅力的にするには??好評につき、第二弾!アイデアがきらりと光るFacebookページ事例を3つご紹介します。

Facebookページ運用に欠かせない、写真/画像投稿。ですが、撮った写真をただ投稿するだけでマンネリ化してしまっている・・、どんな写真が魅力的なのかわからない・・、など、写真や画像の投稿に関してお悩みの方も多いのではないでしょうか?

今回は、日本国内でFacebookを活用する企業事例をWebマーケターが解説するブログ「Facebookプロモーション国内事例集」より、写真の撮り方や見せ方を工夫し、魅力的なコンテンツにしている事例をご紹介いたします。好評につき、第二弾!

第一弾はこちら⇒【Facebook投稿のコツ:画像編】撮り方や使い方を一工夫!アイデア次第で記憶に残る投稿事例4選

撮影アングルや画像加工も参考になります。
一目見てファンがいいねやシェアをしたくなるような仕掛けが満載です!

*本記事は「Facebookプロモーション国内事例集」からの転載です。(SMM Labにて一部編集してお届けします)

LOWRYS FARM / ローリーズファーム/株式会社ポイント

https://www.facebook.com/lowrysfarm

最初にご紹介するのは、LOWRYS FARM / ローリーズファームのページ。
スマホでの利用が想定されているんだろうな、と思うような投稿が目立ちます。

写真は複数枚を一枚にまとめる

アパレルだと特に、1枚の商品写真だけでなく、他のカラーバリエーションやコーディネートにおすすめの他商品など、同時に見てもらいたいものが複数あったりするのではないでしょうか。

そういったときにおススメなのが複数枚の画像を一枚の画像にまとめるということ。

なぜ別々にアップしないほうが良いのか、その理由は2つです。

1.何回も投稿すると「いいね!」やコメントなどファンの反応が鈍る
まず、投稿の寿命は3時間と言われており、あまり短い間隔で投稿するとリーチそのものが少なくなります。 また、「週5~7回」以上の高頻度で投稿すると、ファンからの反応率も低下するという調査結果もあるのです。

2.アルバム機能を使うと、一枚一枚の写真のリーチが減る
高頻度の投稿がNGなら・・とアルバム機能を使ってアップすることも考えられそうですが、こちらもおすすめできません。なぜなら、一枚一枚の写真のリーチが少なく分散されるから。

要は見てもらえないし、反応もしてもらいにくいから、ある一定の期間内で複数枚の画像を別々に投稿しないほうがいいですよ、ということです。

それに、関連商品は一枚にまとめたほうが、「あれもほしい」「これも一緒に」などどクロスセルを狙えますよね。普通にユーザーの心境を考えても、一枚にまとめたほうが良いのではないかと思います。

あとは、センスというかイメージ的な問題で、一枚の画像を作品として見たときブランドイメージと合致するかどうなどの問題もあるので、その辺は優先順位に沿って判断してみるとよいのではないでしょうか。

文章短く、改行少なめ、指示が明確

さらに、スマホユーザーに向けたポイントはこちら。

スマホでFacebookを見ている場合は「投稿に対してのアクションはひとつ」を基準に考えるとよいでしょう。
要はニュースフィードを指でスクロールしながら流し見しているので、環境上というか操作上というか、あまり多くのアクションを望めないということです。

そう考えると、文章の途中で「もっと見る」になって切れてしまう、という状況はPC以上に好ましくないのです。基本的には全部が表示されている状態が好ましい。そう考えると投稿文は短くかつ、改行もできるだけ避けたいものです。

LOWRYS FARM / ローリーズファームの投稿は、まさに文章が短く、改行少なめの投稿が多いことが特徴です。

そして、「やってほしいアクション」に狙いを定めているというところも見逃せません。
左冒頭でシェアをお願いしたりと、右はLINEのお友達追加をすすめていたりと、お願いしたいアクションが明確なのです。

「いいね!」したうえで、シェアして、かつURL先にも行く・・・本気で興味があるもしくは重要なことでないとスマホ上でここまでの複数アクションは取りにくいのではないでしょうか。そう考えると、投稿を見た人に何をしてほしいか指示を明確にしておいたほうが、効果が出そうですよね。

アパレル業界以外にも、スマホユーザーが増えていることから、参考になる運用をしているページですね。

爽健美茶(そうけんびちゃ)/日本コカ・コーラ株式会社

https://www.facebook.com/sokenbicha.jp

続いて、爽健美茶(そうけんびちゃ)のFacebookページをご紹介。 画像でコミュニケーションをとっています。しかも、アクションを促すために商品写真を活用しているところが見事です!

共感でアクションをお願いする

広く共感を得られそうな話題をふったうえで、共感したり、自分も当てはまると感じた場合は「いいね!」をお願いする投稿。これは、シンプルですが、思わず「いいね!」を押したくなりそうですね。

クイズでアクションをお願いする

商品にまつわる様々なクイズが出題されています。注目したいのは、クイズのバリエーション。よくある「これなんだ」的なタイプのものだけでなく、時系列に並べたり、穴埋めにしたり、三択クイズにしたりと豊富です

一つの商品から、ここまで色々なクイズを展開させるかと感心してしまいます。全部はご紹介できないですが、実際ページで様々な種類を見ていたら、真似できそうなものが見つかるのではないでしょうか。

コメントだけでなく、右の投稿のように、わかったらシェアをお願いしているものもありますね。確かに漢字クイズだったら爽健美茶のページのファンでない人に、突然投稿が流れてきても楽しめる内容かもしれません。

アンケートでアクションをお願いする

好きなものをアンケート形式で聞いています。

ポイントは、選択肢をABCDなど記号で単純化することで、答えやすくなっているところ。すぐにコメントすることができますね。

また、二択のものもあります。

左の投稿は、コメントではなく「いいね!」かシェアで質問に答えるタイプ。アクションに直結しますね。

このページは、このほかにも商品にまつわる投稿を色々行っているので、画像投稿のヒントになりそう。ぜひ覗いてみてくださいね!

Tokyo graffiti/Tokyo Street fashion/株式会社グラフィティ

https://www.facebook.com/streettokyo

最後に、Tokyo graffiti/Tokyo Street fashionのページをご紹介。 Facebookページが雑誌みたい!!見ていて飽きない、エッジの効いたページです。豊富な種類のコンテンツを発信しています。

『Tokyo graffiti』という雑誌の公式ページなので、基本的に素材は雑誌から持ってきています。だからこそ、良いコンテンツが発信できている部分も多いのですが、切り口等他業種・業界でも何かヒントになればなと思い、取り上げてみます。

その人の背景も見えてくるようなスナップ

オシャレなファッションの人を撮影した写真を投稿。その人のプロフィール(名前、居住地、年齢)から、今日のポイント、『愛は○○だ』という独自の格言まで掲載。写真だけ載せるのではなく、その人の背景が見えてくるから、興味をひかれる内容になっています。

このように何人ものスナップを載せているうちに、本人やその友達にもFacebookページを知ってもらうきっかけにもなりそうですよね。

また、これらのスナップは場所や、年齢層などのカテゴリー分けをしアルバムで閲覧できるようにまとめられています。Facebookページのアプリタブをクリックすると、アルバムからはその土地の雰囲気が伝わってきます。

Facebookはフロー型のメディアですが、ここまで整理・ストックされていると投稿だけでなくFacebookページ本体も定期的に見たくなるのではないでしょうか。

恋人同士の生活シーンを切り取る

同棲の食卓という投稿コンテンツがあります。まず、写真の撮影角度に注目。真上から撮っていて一目見た瞬間に目が留まります。

そして、ここでもまたカップルのプロフィールや座右の銘、料理へのコメントからご飯同席頻度や自炊頻度などの情報まで…。これは、他の人の日常が気になる心理をうまくついてますよね。『隣の晩ごはん』のような感じで、ついつい見てしまうわけです。

日常よりも少し着飾っているかもですが、それはそれで憧れの気持ちを持ちながら見ることができそうです。

素敵すぎる!カップルの今昔写真を同じシーンで

タイプスリップ写真館という投稿コンテンツがあります。これは、カップルの昔の写真と同じシーンを再現しながら撮った写真とともに、当時の想いと今の想いをつづっています。

最近、こういった類の今昔写真が流行っていますが、やはりじっくり見てしまいますよね。プラスアルファ、文章で当時からの変化が書かれているあたり、つい読んでしまいます。

記憶に残して認知につなげる?

このページは見ている人を、つい見てしまう、つい読んでしまう、という状態にするのが非常にうまいです。(雑誌を手掛けているので当然なのかもしれませんが)

そして、これを繰りかえすうちにTokyo graffitiの認知につなげているのではと推測します。ページを見る限りでは「今月は○○特集!」など直接的な『売り』につながる投稿が見当たりません。そのかわり、知ってもらい、投稿を読んで楽しんでもらえるような投稿ばかりなのです。

投稿写真の右下には必ず『g』のロゴが入っていて、記憶に残りやすいです。本屋に行ったときに「あれ?」と手に取ったり、他のWebサイトで見たときにも注意を惹かれるきっかけになるのではないでしょうか。

以上、今回は「Facebookプロモーション国内事例集」より、アイデア次第で、いいね!につながる画像投稿の秀逸事例を3つご紹介しました。ぜひ参考にしていただければ幸いです。

ライター紹介

柴 佳織(Kaori Shiba)

企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。また、Facebookマーケティングのライターや講師も務めている。

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