三菱重工業は3月10日、同社の100%子会社を統合し、4月1日より新会社を設立すると発表した。統合する子会社は、機械装置および環境装置を手掛ける三菱重工メカトロシステムズ(MHI-MS)、立体駐車場を手掛ける三菱重工パーキング、鉄構装置および橋梁を手掛ける三菱重工鉄構エンジニアリング(MBE)の3社。新会社は、MHI-MSを存続・継承会社として三菱重工メカトロシステムズの名前を引き継ぐ。
新会社は、機械装置、立体駐車場、環境装置、鉄鋼装置などの販売を業務とし、パッケージ提案やアフターサービス体制強化などに注力するとしている。
また、3社のサプライチェーンの共通化や見直しを実施し、資材の調達コスト低減による価格競争力を強化し、高付加価値製品の提供やサービスの向上に取り組むとしている。
新会社は、資本金が10億円、発足時の従業員数が約1100人、本社が神戸市兵庫区、主要事業拠点が横浜市のみなとみらい地区と金沢地区。社長は現MHI-MS社長の渡邊望氏が就任する。