2012年5月に東京スカイツリーが開業してから、文字通り東京の2大巨塔となったスカイツリーと東京タワー。このふたつのタワーは、外国人にとっても魅力的な観光スポットとして定着しています。そこで今回は、日本在住の外国人20名に、スカイツリーとタワー、どちらのデザインの方が好きか聞いてみました。
スカイツリー派:7名
東京スカイツリーは、空に向かって伸びる大きな木をイメージして作られています。そのシルエットは、伝統的な日本建築物にみられる「そり」や「むくり」を意識し、大きな木の下に人々が集い、心を寄せ合う様子を表しているそうです。タワーの足元は三角形となっており、圧迫感の低減や日影等の影響にも配慮しているのだとか。
タワー派:13名
東京タワーは、「塔博士」、「耐震構造の父」と呼ばれた、日本を代表する建築構造家の内藤多仲博士による設計指導のもと、作られました。モチーフは特になく、安定したものを追求していった結果できたデザインだそうです。「黄赤(インターナショナルオレンジ)」と「白」が印象的ですよね。
というわけで、今回は東京タワーに軍配が上がりました。しかし中には、かなり迷われた方もいるようです。
■スカイツリーの方がいいと思いますが、タワーの方がイルミネーションが綺麗です。(フランス人35歳男性)
というコメントも。外国人の方も、東京タワーのノスタルジックを感じているのでしょうか。スカイツリーも東京タワーも、外国人の方々にそれぞれの魅力を楽しんでもらえると日本人としては嬉しいですね。