日立建機は3月10日、油圧ショベル「ZX120-5B」および後方超小旋回機「ZX135US-5B」を4月1日より発売すると発表した。
両機は油圧システム(HIOSIII)を搭載し、従来機と比べて約5%の燃費が向上したほか、2020年燃費基準で三ツ星レベルを達成したという。
また、排出ガスの後処理装置としてPM(粒子状物質)を捕集して燃やすマフラーフィルタを搭載するほか、最適な燃焼を促すための可変式ターボチャージャーを搭載する。排出ガス規制は日本のオフロード法2011年基準、欧州のStageIIIB、北米のInterim Tier 4の3つに対応する。
さらに、搭乗中のオペレーターの安全性を確保するため、労働安全衛生法のヘッドガード基準に対応しているほか、転倒時にオペレータを保護するROPS(Roll-Over Protective Structures)基準に対応したキャブを搭載している。
価格はZX120-5Bが1240万円、ZX135US-5Bが1410万円。同社は2機種合計で年間1500台の販売を目標としている。