川崎重工は3月7日、ノルウェーの自動車船社であるUnited European Car Carriersから3800台積みの自動車運搬船を2隻受注したと発表した。
同船は、主機関および発電機機関に二元燃料エンジンを採用しており、舶用燃料油および天然ガスを燃料として使用することができることが特徴。天然ガス燃料を使用することで硫黄酸化物(SOx)の排出量を削減し、欧州で2015年から予定されている排出規制をクリアすることができるほか、窒素酸化物(NOx)、二酸化炭素(CO2)の排出量も大幅に抑えることができるとしている。
同船の主要目は、全長が約181m、幅が30m、深さが30.22m。満載喫水が9.6m、積載台数が3800台、主機関がMAN B&W 8S50ME-C8.2-GI ディーゼル機関 1基、発電機機関が二元燃料4サイクルディーゼル機関 3基となる。
同船は、中国南通市の南通中遠川崎船舶工程(NACKS)で建造し2016年後半の引き渡しを予定している。