NTTデータとNTTデータ数理システムは3月7日、Twitterのツイートを用いた金融マーケット向け「Twitterセンチメント指標」を共同開発したことを発表した。
Twitterセンチメント指標は、Twitterユーザーの感情を定量化し、株式指標との関係性を分析したもの。NTTデータが持つTwitter全量データおよび日本語解析技術と、NTTデータ数理システムが得意とするデータ解析技術を活用して開発された。
両社はTwitterセンチメント指標の検証も実施しており、分単位から週単位まで、さまざまなパターンで数値化した「Twitterセンチメント指標」を算出した。またインテルの協力のもと、2011年1月~2013年11月の日本語のTwitter全量データから株式に関するツイートを抽出し、Twitterセンチメント指標と金融指標値との関連性を評価している。これらの検証の結果、実際の金融取引でも有効な判断指標となる可能性があることが確認できたとしている。
両社は今後、指標値提供サービスの商用化に向けて、分析精度の向上や、Twitterデータから高速に指標値計算を行うためのアルゴリズム開発などを進めるとしている。