PHP: Hypertext Preprocessor |
PHP開発チームは3月6日(米国時間)、PHP 5.5系の最新版となる「PHP 5.5.10」を公開した。バグ修正が取り込まれているほか、CVE-2014-1943、CVE-2014-2270、CVE-2013-7327の3つのセキュリティ脆弱性が修正されている。ダウンロードページからダウンロード可能。開発チームではすべてのPHP 5.5系ユーザへ「PHP 5.5.10」へのアップグレードを推奨している。
「PHP 5.5.10」において実施された主な機能変更やバグ修正は次のとおり。
- php_ini_scanned_pathにおいて複数のパスを指定できるように変更
- DateTimeZoneコンストラクタにおいてオフセットごとにタイムゾーンを指定できるように変更
- モジュールでJsonSerializeableを実装できるように変更
- ldap_modify_batchモジュールを実装
- PCREをバージョン8.34へアップグレード
PHP 5.6系の正式版はまだリリースされていないが、3月7日(米国時間)には「PHP 5.6.0alpha3」が公開されており、次期メジャーアップグレードバージョンのリリースへ向けた開発が続けられている。