マカフィーは3月6日、NECが販売する産業用/工場用オートメーションシステムにMcAfee Embedded Controlが採用されたと発表した。
McAfee Embedded Controlは、特定業務用のデバイスやPOSインフラに対する不正なアプリケーションの実行や変更を防止する。特定業務用のデバイスは、産業用/工場用オートメーションシステムをはじめ、小売業向けデバイス、医療用デバイス、オフィス機器、ゲーム機器、自動車、軍事用/航空宇宙用のデバイスなど多岐に渡る。
NECのオートメーションシステムは、このセキュリティソリューションを導入することで工場や遠隔地に配置されたデバイス上で信頼できるアプリケーションのみの稼働が可能になるという。また、デバイスが少しでも不正使用された場合には、同ソリューションが組織の運用マネージャーまたは施設マネージャーにアラートで通知を行なう。
ほかにも、ゼロデイ攻撃からのデバイスの保護、現場での故障や不具合の低減、その他のセキュリティソリューションで必要とされるパッチ適用サイクルの廃止、デバイスへの確実なセキュリティポリシーの適用が可能となる。そのためマカフィーでは、この採用によりNECの産業用コンピューター製品の競争優位性が高められるとしている。
NECではこれまでにも同社のPOS製品にMcAfee Embedded Controlを採用してきたが、今後も複数のデバイスでMcAfee Embedded Controlを搭載していく予定だという。