The OpenBSD project produces a FREE, multi-platform 4.4BSD-based UNIX-like operating system. |
3月4日(協定世界時)、OpenSMTPDの最新版となる「OpenSMTPD 5.4.2」が公開された。OpenSMTPDはSMTPプロトコルの実装系。RFC5321の大半を実装しており、メールサーバとして活用できる。対応しているオペレーティングシステムはOpenBSD、NetBSD、FreeBSD、DragonFly BSD、Mac OS X、Linuxなど。さまざまなシーンで採用されている。
「OpenSMTPD 5.4.2」における主な新機能は次のとおり。
- DSNエクステンションの初期サポート(NOTIFY=SUCCESS、NOTIFY=FAILURE、NOTIFY=DELAY、NOTIFY=NEVER、RET=HDRS、RET=FULL)
- ENHANCEDSTATUSCODESエクステンションの初期サポート
- SNIサポートの追加
- smtpctlのsendmailモードにおけるDSNパラメータをサポート
- smtpctlにソースアドレスと行き先ドメインを指定したルートの一時停止および復帰の機能を追加
- smtpctlに処理状況を報告する機能を追加
- 各種テーブルバックエンド(REDIS、SQLite、LDAP、Postgres、SOCKETMAP)の実験的なサポート
OpenSMTPDはOpenBSDプロジェクトのサブプロジェクトとして開発が取り組まれているソフトウェア。拡張可能な構造を持っているほか、従来のメールサーバと比較して設定がわかりやすく、ソフトウェアの構造も理解しやすくなっている。