テクトロニクス社は3月6日、同社の高性能オシロスコープ「MDO/DPO7000シリーズ」向けに、「IEEE 802.3-2012の40GBASE-CR4設計」のコンプライアンス・テスト/デバッグに対応したオプション「Opt. 40G-CR4」を発表した。
40GBASE-CR4は最長7mの銅線で40Gbps(4レーン×10.3125Gbps)のデータ・レートを実現するEthernet規格で、その物理層の検証/デバッグは複雑で時間がかかる作業となっている。同オプションは、そうした手間暇を軽減することを目的に開発されたもので、コンプライアンス・テストから、同社のDPOJETジッタ/アイ・ダイアグラム解析ソフトウェアを使用したデバッグ環境までシームレスに移動し、物理層テストに関連したさまざまな作業を簡単に実行することで、手動テストに比べ、トランスミッタのテスト時間を最大80%短縮することが可能になると同社では説明している。
また、コンプライアンス・ソフトだけではなく、テスト・フィクスチャを含むテスト・ソリューションとして提供されるため、独自にフィクスチャを設計する必要もないという。
さらに、リターン損失プロットをサポート。リミット値に対する結果のマップ入力として「.s16pファイル」を取り込むことで、計測器上での共通のレポート、プロット機能が使えることになるという。