日立ソリューションズは3月5日、企業が保有するストレージとアマゾン ウェブ サービス(AWS)のストレージ、Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)を連携し、双方のストレージを意識することなくファイル保存を可能にするストレージクラウドサービス「活文 Hybrid Storage Manager」の提供を、4月25日から開始すると発表した。価格はオープン。
「活文 Hybrid Storage Manager」は、企業内のストレージから利用頻度の低いファイルを自動選別し、暗号化した後、Amazon S3に自動的に移動することで、企業内のストレージの空き容量を増やすサービス。
これにより、企業内のストレージの増設を抑え、増設に伴うアンチウイルスソフトやバックアップソフトの導入コストやメンテナンスなどのトータル運用コストの低減を実現する。
「活文 Hybrid Storage Manager」では、既存ストレージとAmazon S3を連携し、企業内にあるファイルをクラウドに移動することで企業内のストレージの空き容量を増やすことにより、企業内のストレージを増設することなく、ストレージの上限を超えたファイルを保管することが可能。
利用頻度の低いファイルを効果的に選別し、自動的にAmazon S3へ移動するほか、Amazon S3へファイルを移動しても、仮想ビューワーにより、従来どおり企業内のストレージにあるかのように見え、アクセスすると、即時にAmazon S3から企業内のストレージに戻り、利用可能となる。
また、Amazon S3に移動するファイルは、暗号化してから移動するため、セキュリティを確保できる。
なお、同サービスの暗号化機能は、日立ソリューションズの「秘文」の機能を用いている。