日本マイクロソフトは3月3日、Windows XPのサポートが4月9日に終了することにあわせたPC環境移行ツールの無償提供と、XPから最新OSへの移行を促すポップアップ通知を開始すると発表した。
記者説明会に登壇した日本マイクロソフト 業務執行役員 Windows本部 本部長の藤本 恭史氏は「3月9日の8時以降に、XPの利用を継続する場合、月一回の頻度で、定期的にサポート終了の移行喚起を通知させていただく」と説明。
ポップアップに記載されているリンクを踏むと、最新OS環境への移行情報を紹介する同社Webサイトへジャンプする。この通知は3月の定例アップデートでWindows Updateを経由して提供される。なお、キャプチャを見ると、再びポップアップ通知が出ないようにすることもできるようだ。
藤本氏は「直接的にこのようなメッセージを送ることで、(古いOSを使い続けることのリスクを)注意する呼びかけをグローバルで展開することを決定した。データ移行ツールも無償で提供することで、移行に弾みを付けたい」とも語った。
なお、データ移行ツール(米Laplink Software製)の提供は3月中となっており、日本では販売元のAOSテクノロジーズと連携して提供する。「XP専用 ファイナルパソコン データ引越し eXPress」の名称で提供され、ダウンロード期限は6月30日まで、使用期限は7月31日までとなっている。
日本マイクロソフトは同日、Windows XPからWindows 8.1への無償移行サポート開始も合わせて発表している。