富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)は2月27日、スマートフォン用の観光クラウドサービス「街めぐ」を、一般の利用者向けに提供開始すると発表した。

今回は、コンシューマービジネス展開に向けたトライアルとして「街めぐ 鎌倉編」 (源頼朝コース・北条政子コース)を無償で提供する。

「街めぐ」は、スマートフォンに内蔵されたGPS(衛星利用測位システム)機能により現在地を確認しながら、あらかじめ地図上に登録されている観光スポットを最適なルートで効率的に散策することができるクラウドサービス。Android、iOSの双方のOSに対応した端末で利用できる。

アプリケーションの主な機能として、最適ルートと音声ガイドで効率的に散策できるNavi機能を搭載。

端末のGPS機能で、現在位置から観光スポットまでの最適なルートを表示し、各スポットの解説は文字情報に加え、音声ガイド案内を活用できる。

また、旅の思い出を記録できる散策記録として、位置情報に基づいて、実際の移動経路(軌跡)の自動作成と、撮影した写真を端末の地図上に自動で表示。これにより、旅の思い出を記録でき、散策を振り返ることができる。

目的地との位置関係をARで把握するAR機能を搭載し、端末のカメラを観光スポットの方向にかざし、GPSの位置情報とスポットの位置情報を照らし合わせることで、端末の画面上の吹き出しにスポットの方向と現在地までの距離が表示される。これにより、自分の現在位置と目的地の位置関係がわかる。

そのほか、外部リンクとして、トイレマップや津波ハザードマップ、観光協会などの外部情報にリンクしているため、いざという時も必要な情報にアクセスすることが可能となっている。

なお、今回提供される「鎌倉編 源頼朝コース・北条政子コース」のコースおよびコンテンツ監修は、元鎌倉世界遺産登録推進協議会 広報部会長の内海恒雄氏によるもので、二人の足跡をたどりながらゆかりの地を巡ることができる。