NECと米HPは、これまで両社の間で培ってきたIT分野における協業関係を企業向けネットワーク分野・SDN領域に拡大することで合意したと発表した。
両社はこの協業の拡大により、アプリケーションベンダーも含めたエコシステムを実現し、特定企業に依存しないICT基盤の構築を可能にするという。
両社は様々なアプリケーションベンダーと連携し、オープンな標準仕様にもとづいて動的に仮想ネットワークをコントロールする機能を持つアプリケーションの拡充を図り、マーケットプレースを通して提供することで、SDNの利用価値を更に高めるオープンな"エコシステム"を確立。また、アプリケーションから仮想ネットワークをコントロールするためAPの標準化も推進する。
両社は、SDNに対応した企業向けネットワーク機器(SDNスイッチ)と、それらを動的に制御する管理ソフトウェア(SDNコントローラ)間の相互接続性の強化を図り、SDN対応のネットワーク基盤をグローバルに提供する。具体的には、NECのSDNコントローラとHPのSDN対応スイッチとの相互接続やNECのVirtual Tenant Network(VTN)アプリケーションとHPのSDNコントローラの相互接続連携等を実現するという。